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この対立は次のように考えることによって愈々鋭くなって来るであろう。研究の概念はその故郷から追われ学問が之に代った。吾々は研究の業績を研究と呼ぶことはある。併しそれは実際に研究する過程の一つの駅舎を実は意味するのであって、吾々は之によって駅舎から駅舎に進む研究という一つの旅を実は意識しているのであろう。研究の概念は研究することを意味するべく動機づけられているように見える。之に反して、学問の概念は学問された結果を、学問という文化現象を云い表わすべく使用されるように見える。研究は吾々の云わば動作を示す言葉であり、学問は吾々の云わば所有を指す言葉である。研究に於て吾々は吾々の関心が求める処の対象に出会う。方法・対象の交渉が之であった。そして茲に於ける存在はDaseinであった。之に反して学問にあっては必ずしもそうではない。成程吾々は学問に出会う。けれども関心されたもの、求められたものとして、それに出会うのでは必ずしもない。吾々は学問を偶々持ち合わせるのであるかも知れない。気が付いた時にはすでに学問が吾々の手元にあったのであるかも知れない。それは求められたのではなくして、却って吾々に押しつけられたものであり、そして吾々が之に全く見向く意志を有たない場合が少なくないであろう。学問そのものの存在は――学問の研究を云うのではない――直ちには世界に於ける存在ではない。そうではなくして世界の内に内在する存在である。学問の客観的存在とか社会的公共性と呼ばれるものが之を意味する場合は少なくないであろう。学問の存在は直ちにはDaseinではない。処で研究に学問が代ったのであるから、DaseinにDaseinならぬ存在――Vorhanden-Seinともいうべき存在――が代ったわけである。処が方法の概念はDaseinにぞくしていた筈であった。それ故この概念は本来から云えばもはや学問にはぞくさない筈なのである。もしそれにも拘らず学問に就いても亦方法という概念が用いられるならば、それは学問から学問の根本をなす研究にまで帰って、そこから間接にその概念使用の動機が与えられるのである他はない。研究の方法に対して学問の方法とはこのような手続きを含む言葉でなければならない。この場合の方法概念は其の本来の地盤を遊離した意味を獲得する。従って之は前に決定された方法概念に必ずしも忠実ではあり得ないし、又そうある必要もない。それ故今や人々は学問の方法という概念の下に例えば学問の基礎一般を理解する傾きを持ち、又学問の基礎に就いての一般的考察が方法論的として形容される理由がある。学問の基礎づけが方法論としての形態を取り、或いは又それが方法論と名づけられる根拠は以上の構造の内にあるであろう。
**Proudhon-DelaCrationdel-Ordredansl-Humanit-1843.プルドンは学問の分類に於てただにコントから影響されたばかりではなく、又アンペールからの影響を有つ。後にこの点に触れよう。
演劇改良会のメンバアは、有為な頭脳にも拘らず、近代演劇の芸術的進化について盲目であり、俳優の教養については更に考慮を払つた形跡がない。
しかし、かういふ事実は、素人のわれわれでも、ぼんやりとは感じていることで、それを学問的に系統づけ、その理論をいかに医者が応用するかといふことこそ、注目に値することなのである。
と、赤井もびっくりしたような声を出した。
早見さういふ点もありますが、さうでない点もあります。
「淳さんの、恐らく淳さんの一番いい絵じゃないかって云われているの、
ロケをする場所も同じ。ストーリーも同じ。ただ、新しいセックス描写だけを考えればいい。オレはそのくだらない仕事が好きだった。ギャラも悪くなかったし、女と遊ぶことも出来た。正直に言うと、オレはビデオに出た全部の女と寝た。全部が好みの女ではなかったが、一応すべての女に声をかけた。断られたことはなかった。アダルトにでる女の子は明るい。何の屈託もない。オレは初めこの仕事を与えてくれた神様に感謝した。でも半年もしないうちにオレは恐くなったのだ。女の子たちは絶対に屈伏しない。仕事でも嫌なことはしない。演出家は大きな声を張り上げて、変態行為を望む。もともと変態の好きな子は笑いながらやる。やらない子は演出家を哀れむような目で見て、絶対にやらない。いくら口説いても一緒だ。そんな女の子たちを毎日見ているとオレの脳みそは爆発寸前になった。
加来ああ、その方がいい。どうせ、秘密の話なんかないんだ。
第三部
加来綜合的にみて?
広い病室。一方の壁に沿って寝台があり、窓の方を枕に一人の患者が眠っている。少し離れて、二脚の椅子が窓際に並んでいる。他方の壁に沿って、入口の扉に近く、床に二枚の畳敷があり、年若な女と看護婦とが、布団を並べ小さくなって眠っている。次に大きな瀬戸の火鉢があって、洗面器がかかって湯気が立っている。次に窓に片寄せて小形の卓子があり、花籠や果物籠や薬瓶やコップの類が雑然とのっている。窓には白いカーテンが下してある。電灯に黒い紗の覆いがしてあって、室の中は薄暗い。真夜中過ぎの静けさ。窓際の二脚の椅子に、ぼんやり人影が現われる。一人は肥っており一人は痩せているが、どちらも同じ顔立で、同じく小洒の白い寝間着を二枚重ね、同じく小洒の広帯を前に結び、同じく患者の方をじっと見つめている。そして静かな声で話し出す。
[#改丁]
“DisagreeableatitudeofKozaki-SerinoandWadamademefeelunhappytostaywiththemso〔一語不明〕“Chame-sweetdreamIcamehometosleep.Yes-whatawonderfulpowershehas!Cherishyourheart-mydear“Chame-!HowcanIleaveyou!Iwokeupearlyagainthismorningandfelt“Chame-s-unseenfingerandembracedthevacantspacetightlywithadesirethatshemaybemy“betterhalf-andmineonly.-
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